大会経過
この年から千葉が単独出場となり二次予選がなくなった。また公園球場にナイター設備が完成した。優勝候補はノーシードながら3季連続甲子園の銚子商。これに挑むのが春の覇者・市立銚子や習志野といったところ。
開幕試合、県立船橋の平石投手が君津商を相手に7四球のみのノーヒットノーランを達成。続く第2試合、君津の鎌田投手が四街道を相手に4四球12奪三振でノーヒットノーランを記録した。また、下総農の黒田投手が木更津高専を2安打完封した投球も目立つ他、息詰まる投手戦が多かった。
1回戦、横芝敬愛-館山。1点を追う館山は6回、2安打で同点とし、鈴木の三塁打で逆転し、横芝敬愛の先発・中島をKO。横芝敬愛は7回、無死二三塁からスクイズし、捕手の悪送球で打者走者まで返り逆転。その裏、館山は押し出しで1点を入れ、8回にもタイムリーと押し出しで逆転。横芝敬愛は9回に1死一三塁からの重盗で同点とし延長へ。12回からは千葉県高校野球史上初の点灯試合に。13回、横芝敬愛は2死から連打と死球で満塁とし、川野の左前打でサヨナラ。
また成東は初出場の薬園台から毎回得点の25点を奪い圧勝。立花は三塁打を含む2安打4打点3盗塁の活躍。
2回戦、天羽-東葛飾。屈指の好投手・天羽の中後に対し、東葛飾・寺川も好投。0-0のまま、引分け目前の13回、東葛飾は1死から安打と富田の中越二塁打でサヨナラ勝ち。
君津-長狭は素晴らしい投手戦。君津・鎌田は直球と絶妙のカーブ、長狭・鈴木は伸びのある直球が冴え、延長15回引分け再試合となった。
京葉-大多喜。長打にバントを絡め3点を先行した京葉に対し、大多喜も7回に3長打で同点。試合は延長へ。ナイターの中の13回、大多喜は四球と2つのバント安打で無死満塁。積田の二内野安打でサヨナラ。
市原-東金商は朝生・麻生の息詰まる投手戦。0-0で迎えた10回、市原は四球と盗塁の好機に嶋田が左翼線安打を放ち均衡破る。次打者四球でついに麻生降板で宮園が救援に。四球で満塁後、朝生が左前打を放ち2者生還で勝負を決めた。
千葉工-千葉商大付は壮烈な投手戦。千葉工は国分・布施のリレー、千葉商大付は海野。0-0で迎えた12回、千葉工は1死二塁で須藤がサードへのバント。一塁送球の間に二塁走者が本塁を狙い、見事生還し劇的サヨナラ。
千葉南-旭農も投手戦。0-0で迎えた12回、旭農は先頭の鈴木が安打。犠打を失敗し1死となるが、安打と四球で満塁。続く江波戸はフルカウントから四球を選び熱戦に幕を下ろした。旭農・鈴木投手は12回で被安打2、奪三振11。
また、千葉経済が指導者の校内での不祥事により出場辞退となった。
3回戦。Aシード千葉商と成東の対戦。2点を追う千葉商は3回、四球、犠打野選、内野安打で1点を返し、犠飛で同点。成東は5回、2死から死球、盗塁、安打で好機を作り、伊藤のタイムリーで勝ち越し。この1点を成東・長島が4回以降を1安打のみに抑え守り切った。
旭農-小金は5:10開始の本格的ナイター。序盤に長打攻勢で優位に立った旭農だったが、小金も粘り、9回にスクイズが内野安打となる執念の2点を入れ延長へ。11回終了時で時刻は8:27。健康管理上、打ち切りとなった。再試合は旭農が快勝。
4回戦。下総農-県立船橋は黒田・平石の好投手対決。予想通りの投手戦の中、県立船橋は6回、スクイズで先制。更に本盗時の打撃妨害でもう1点。1安打の下総農は7回、四死球の走者を置き、3連打で同点とし尚無死満塁。しかし二直が三重殺となり同点止まり。10回、下総農は二死満塁からの押し出しでサヨナラ。
君津-千葉日大一は君津が優勢に進めながら無得点。君津・鎌田投手に抑え込まれていた千葉日大一は9回、死球、犠打野選、投失で無死満塁。一死後、バンド安打と犠飛で2点を入れ勝利した。
優勝候補同士、習志野-銚子商の一戦。試合は土屋・小川の投手戦。銚子商は5回、四球と犠打等で2死二塁とし太田の左二塁打で先制。更に前嶋の中前打で追加点。習志野は6回2死からようやく神子が初安打。8回には越智の二塁打から1死一三塁と攻めるがスクイズを見破られ無得点。銚子商が完封で勝利した。
準々決勝、成東の長島投手が市川工相手に3安打完封し、銚子商は安房水産を圧倒し快勝した。
黒田投手の下総農はシード校の一宮商を相手に投打が噛み合う会心の試合で快勝。
優勝候補の市立銚子は千葉日大一に先制を許すが5回に銚子、石毛の連続二塁打で逆転。この後も加点し快勝した。
準決勝、市立銚子-下総農。初回、石毛二塁打、並木安打、重盗の後、石橋の安打で先制。更に敵失等で一挙5点。この後も柳川の二塁打等で加点した市立銚子が快勝した。
第2試合、3年連続対決の銚子商-成東。初回、銚子商は四球の若海が二盗し、篠塚がエンドランを決め先制。成東は7回、正林が土屋投手から左越本塁打放ち同点。そのまま延長戦に入る。12回、銚子商はヒットの篠塚を土屋が送り、加瀬四球、前嶋が中前安打しサヨナラ勝利を収めた。
決勝は銚子対決、市立銚子-銚子商。先制したのは銚子商。2回、ヒットの前嶋が二盗、太田、田村の連打で1点先行。続く3回、池永安打、篠塚死球、土屋の当たりそこないが犠打となり二三塁。ここで加藤がスクイズし追加点を挙げた。土屋の前に3安打の市立銚子は最終回、先頭の銚子が安打。石毛は三振するが、並木が左中間二塁打を放ち二三塁の同点機を迎え主軸に。しかし後続が三振、三ゴロで試合終了。銚子商が夏は2年連続、春と合わせ4季連続の甲子園を決めた。ノーシードからの優勝であった。
銚子商は甲子園でも安定した力を見せ、千葉県史上2度目の全国制覇を達成している。 |
|
千葉大会
準決勝
7月26日 |
| 下総農 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
| 市立銚子 |
5 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
X |
9 |
|
(延長12回)
| 成 東 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
| 銚子商 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1x |
2 |
|
太字はシード校:Aシード校、Bシード校
春季大会
(市立銚子は関東大会ベスト4)
| 決勝 |
| 習志野 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
| 市銚子 |
0 |
3 |
0 |
0 |
2 |
2 |
1 |
0 |
X |
8 |
|
| 準決勝 |
| 習志野 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
| 千葉商 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
| 天 羽 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
| 市銚子 |
2 |
3 |
1 |
2 |
0 |
1 |
0 |
1 |
X |
10 |
|
| 準々決勝 |
| 千葉商 |
4-3 |
安房水 |
|
市銚子 |
7-4 |
一宮商 |
| 習志野 |
8-1 |
木中央 |
|
天 羽 |
2-0 |
茂原農 |
|
| 2回戦 |
| 千葉商 |
5-0 |
勝 浦 |
|
市銚子 |
7-0 |
国府台 |
| 安房水 |
6-1 |
県船橋 |
|
一宮商 |
5-4 |
長 狭 |
| 習志野 |
4-1 |
長 生 |
|
茂原農 |
3-2 |
横敬愛 |
| 木中央 |
4-2 |
君津商 |
|
天 羽 |
6-0 |
成 田 |
|
| 1回戦 |
| 千葉商 |
1-0 |
君 津 |
|
市銚子 |
4-2 |
銚子商 |
| 木中央 |
3-2 |
君農林 |
|
天 羽 |
10-0 |
市 川 |
|
前年秋季大会
(銚子商は関東大会優勝)
| 決勝 |
| 市銚子 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
| 銚子商 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
4 |
0 |
X |
9 |
|
| 準決勝 |
| 銚子商 |
0 |
2 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
5 |
| 天 羽 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
| 市銚子 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
4 |
| 木中央 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
|
| 準々決勝 |
| 銚子商 |
5-0 |
国府台 |
|
市銚子 |
7-0 |
習志野 |
| 天 羽 |
5-2 |
成 東 |
|
木中央 |
3-0 |
茂原農 |
|
| 2回戦 |
| 銚子商 |
4-0 |
千葉商 |
|
市銚子 |
2-0 |
清 水 |
| 国府台 |
3(11)0 |
白 里 |
|
習志野 |
4-2 |
東葛飾 |
| 天 羽 |
2-0 |
千商大 |
|
木中央 |
2(12)1 |
一宮商 |
| 成 東 |
6-1 |
千日一 |
|
茂原農 |
5-2 |
印 旛 |
|
| 1回戦 |
| 千葉商 |
2-1 |
君 津 |
|
市銚子 |
4-0 |
千経済 |
| 成 東 |
6-0 |
四街道 |
|
茂原農 |
5-2 |
長 狭 |
|
|