大会経過
この年は第40回の記念大会のため、千葉大会の優勝校がそのまま甲子園に出場するということで、更なる盛り上がりを見せた。大会は2日目から台風の影響で4日連続で順延となり、大幅な日程変更の下行われた。
この年も好投手が多く、まず、千葉工の広瀬投手が佐倉一を相手に1安打を許しただけで、無四球、無残塁の完封劇を演じた。千葉工の2回戦の相手は、これも好投手・薦田投手のいる茂原農。試合は0-0の8回、千葉工は四球で出た走者を盗塁と犠打で1死三塁の好機。スクイズを警戒した菰田投手の暴投が決勝点となり千葉工が勝利した。千葉工の広瀬投手はこの試合も2安打1四球だけの完封勝利。一方、敗れた茂原農・菰田投手は18奪三振でノーヒットに抑えながら敗戦投手となっている。
千葉商大付の高橋保隆投手は八街農林を3安打完封した後、木更津一戦でノーヒットノーランを達成。外角への速球と鋭いカーブのコンビネーションが素晴らしい。 木更津一-長生一の試合は0-0のまま延長戦に。10回、長生一は疲れの見える大村投手から青木の二塁打等で2死満塁とし、1年生の代打・宮原の中越二塁打で3点を挙げる。しかしその裏、木更津一は5連続四球等で同点とした後、向井のバント安打で劇的サヨナラ。 上位の常連の千葉一は野田実と対戦。千葉一が押し気味に試合を進めるが、野老・宮崎両投手の投手戦で0-0のまま延長に。13回、それまで耐えていた野田実は敵失等で1死満塁とし、宮崎の遊ゴロの間に1点を入れそのまま逃げ切った。千葉一はまさかの初戦敗退。
この年は私立の活躍が目立ち、準々決勝は私立と公立の対決となった。高橋投手を擁する千葉商大付は県立船橋と対戦。県立船橋打線は積極的に攻め、予想に反して打撃戦となる。最後までもつれたが県立船橋が勝利を収めた。
優勝候補・成田は広瀬投手の千葉工と対戦。成田打線が15安打を浴びせ快勝した。
優勝候補No.1は秋と春の覇者・銚子商。森投手が安定しており、安房農、安房水産、千葉経済といずれも完封勝利を収め、準決勝で対戦した強打・成田をも完封し4試合連続の完封勝利となった。
決勝は銚子商-千葉商。銚子商は初回、2四球とバントヒットで無死満塁。4番・坂尾の犠飛と牽制悪送球、さらに犠飛などで3点を先取。2回には森が左翼席へ本塁打を放ち試合を優位に進めた。投げても森は5安打1四球に抑え、念願の夏の甲子園初出場を決めた。森投手は5試合全てを完封、39回無失点の大記録を打ち立てた。
甲子園出場を決めたはずの銚子商だったが、この年は記念大会のため、試合の消化を急ぐため西宮球場も併用された。銚子商は2試合とも西宮球場のため、夢の舞台には立てず終いであった。 |

ノーヒットノーランの高橋投手は翌春には完全試合を達成している
(高橋保隆氏所蔵)
|
準決勝
7月30日 |
| 千葉商 |
0 |
0 |
6 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
7 |
| 県立船橋 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
3 |
|
| 成 田 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 銚子商 |
3 |
3 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
X |
8 |
|
太字はシード校:Aシード校、Bシード校
春季大会
(銚子商は関東大会優勝)
| 決勝 |
成 田001000000 1
銚子商01000020× 3
|
| 準決勝 |
成 田 |
2-1 |
千葉一 |
| 銚子商 |
3-0 |
東金商 |
| 2回戦 |
千葉一10-0千葉敬愛 成田13-2市川工
東金商7(11)6市原一 銚子商4-1千葉商 |
| 出場校 |
千葉商大付、市立銚子 |
前年秋季大会
| 決勝 |
船 橋000000000 0
銚子商00010000× 1
|
| 準決勝 |
船 橋 |
3(延11)2 |
成 田 |
| 銚子商 |
6-0 |
関 東 |
| 3回戦 |
成田2-1旭農 船橋11-2市原一
関東11-0東金商 銚子商10-0長生一 |
| 出場校 |
千葉経済、成東、安房水産、千葉商、安房一、千葉商大付、野田実、佐倉一、市川工、千葉一 |
|