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南関東大会 昭和32年(1957年)

決勝戦 8月4日(埼玉県営大宮球場)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
成 田 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2
大 宮 0 0 0 2 2 1 0 0 × 5
大会経過
優勝候補は春の関東大会準優勝の銚子商と前年の甲子園経験者が多くいる千葉商が2強。成田、木更津一が追う。
1回戦では東金商-千葉関東、小見川-松戸が壮絶な延長戦を展開し沸せた。
また千葉商大付の小杉投手が千葉三を相手にあわやノーヒットノーランという快投。9回に代打・生田の安打で記録はならず。
2回戦。登録選手全員が1年生というかつてない新進気鋭の習志野が登場。一宮商相手に2安打、11三振、8失策で敗退するが、一時はコールドの危機を耐え、9回を闘い抜き、最終回に1点を挙げ喝采を浴びた。
安房一は古川・石井両投手のリレーで佐倉二を相手にノーヒットノーランを記録した。
優勝候補の一角・木更津一は匝瑳と対戦。初回に1点ずつを取り合った後、試合は膠着状態。延長18回、匝瑳は四球と連続敵失で満塁とし、平山が走者一掃のタイムリーを放ち壮絶な闘いに終止符を打った。匝瑳・越川、木更津一・荒井両投手とも18回を完投。
優勝候補・千葉商は初戦で佐原一と対戦。佐原一のエース城之内が強打の千葉商を4安打に抑え、数々の好守備もあり大金星を挙げた。最終回は千葉商が2死一二塁から石橋の二塁打で1点を返し1点差。更に同点を狙い一塁走者・寺田も本塁を突くが好中継でホームタッチアウトという幕切れであった。佐原一の城之内は続く一宮商戦で13奪三振で被安打3の完封で準々決勝に進出した。
市川-東金商。投手戦となった試合は終盤から雨が降りだし、9回には本降りに。好投の東金商・猪野投手は抑えがきかず制球を見出し先頭打者に四球を与える。しかし盗塁失敗で1死。この後、四球、安打、四球、三飛で2死満塁。新作が左前打を放ちサヨナラ。無情の雨となった。
銚子商は準々決勝で好投手・古川の安房一と対戦した。安房一は2回、古田、吉田の連打の後、石井が送りバント。これを銚子商の沢田投手が一塁へ大暴投し2者生還。更に次打者の安打にエラーが絡みもう1点を追加した。安房一の古川投手は銚子商の強力打線を2安打に抑え完封勝ちした。
第2試合に登場した成田は加藤、岡田、赤尾の投手陣が3試合目の完封勝利を収め市川に快勝。
第3試合、千葉一の野老と船橋の福岡両投手の投げ合いとなるが、Aシード船橋打線は野老の打たせて取る頭脳的な投球に翻弄され敗退した。
第4試合の安房水産-佐原一は安房水産の好投手・長南と城之内の投手戦が予想されたが、両投手とも不調で点の取り合いとなる。勝敗を分けたのは打力の差と安房水産の連続エラー。
準決勝、前日に優勝候補・銚子商を倒し意気上がる安房一は成田戦でも主導権を握る。古川投手も好投を続けるが、6回、成田は安房一の一瞬のミスを突き、1安打で2点を挙げ逆転。そのまま逃げ切り試合巧者ぶりを発揮した。
佐原一と千葉一の試合は2-2のまま9回へ。城之内が左中間スタンドに本塁打を打ち勝負を決めた。
決勝は成田-佐原一。成田は2回、菊地の大きな飛球をレフトが目測を誤り二塁打となり、ここから3点を先取。3回には五十嵐が右中間本塁打を放ち4点目。成田の先発・加藤は不調で4回から赤尾がリリーフに立つも佐原一が2点を返す。8回からは小雨が降る中、両チームともミスの多い試合。結局成田が逃げ切り戦後8回目となる千葉大会制覇を成し遂げた。
南関東大会、佐原一の城之内は速球、変化球とも完璧な投球で熊谷を3安打完封した。打線も少ない好機を確実にモノにした。
成田は千葉の優勝校の貫禄を見せ行田に快勝。
千葉一-大宮。千葉一・野老に力みが見え、チャンスにことごとくスクイズで得点され4失点で敗退した。
安房一は埼玉優勝の鴻巣と対戦。先行した安房一に対し、強力打線の鴻巣は終盤に反撃。8回、坂上の左越二塁打をを皮切りに四球の後、清水、飯塚が連続中前打で2点を返し、尚1死一二塁。しかしこの後は強攻策が失敗し、右飛と盗塁失敗で反撃もここまで。鴻巣の攻撃の粗さと古川の好投、味方の好守で完勝した。
準決勝、成田-佐原一。城之内の立ち上がりを激しく攻め2回までに5得点。城之内は3回以降立ち直るが、成田の加藤・赤尾両投手に抑えられ敗退。
第2試合、安房一-大宮。安房一は応援団なしで、エール交換も大宮応援団のみ。この試合、やや疲れが見える安房一の古川投手に対し、大宮の左腕・高野は好調。胸元を突く速球と大きなカーブにタイミングが合わず完封負けした。
決勝は成田-大宮。明暗は4回、成田は先頭の岡島が幸運な三塁打でチャンスをつかむが、後続が倒れ無得点。大宮は1死から連続二塁打で先制。成田は急遽、赤尾を救援に送るが2死から連続四球で満塁とし、この後タイムリーを許してしまう。成田は5回にすぐに1点を返し尚二塁。ここで中前打をセンター・岸が本塁へ好返球を見せ同点ならず。その裏、大宮は再び岸、加藤の連続二塁打やスクイズで2点を追加し、6回にも加点した大宮が勝利した。成田は戦後4度目の甲子園は叶わなかった。

南関東大会

準決勝
成 田 5-1 佐原一 大 宮 5-0 安房一

準々決勝
佐原一 2-0 熊 谷 成 田 6-2 行 田
大 宮 4-2 千葉一 安房一 4-2 鴻 巣

千葉大会
決 勝
7月27日
佐原一
成 田

準決勝
7月25日
成 田
安房一
佐原一
千葉一

準々決勝
安房一 4-0 銚子商 成 田 2-0 市 川
千葉一 3-1 船 橋 佐原一 7-4 安房水産

3回戦
銚子商 3-0 東葛飾 安房一 8-4 長 狭
市 川 1-0 東金商 成 田 3-0 長生一
船 橋 7-1 市川工 千葉一 5-0 千葉経済
安房水産 4-2 匝 瑳 佐原一 5-0 一宮商

2回戦
東葛飾 10-1 聖書農 市川工 10-2 旭 農
一宮商 9-1 習志野 銚子商 6-1 茂原農
長 狭 2-1 市原一 長生一 11-1 成 東
安房一 8-0 佐倉二 市 川 4-3 佐倉一
東金商 11-0 多 古 成 田 12-0 小見川
船 橋 10-2 千葉商大付 千葉経済 3-0 野田実
千葉一 14-0 安房農 安房水産 5-1 千葉工
匝 瑳 4(18)1 木更津一 佐原一 4-3 千葉商

1回戦
茂原農 6-4 国府台 長 狭 4-3 印 旛
佐倉二 6-1 山武農 佐倉一 13-0 大多喜
東金商 9(15)8 千葉関東 千葉商大付 2-0 千葉三
野田実 8-1 八街農林 安房農 2-0 大 原
安房水産 6-3 市立銚子 小見川 7(10)6 松 戸
匝 瑳 2-0 天羽大貫 佐原一 22-0 東 金

太字はシード校:Aシード校Bシード校


春季大会
(銚子商は関東大会準優勝)
決勝
成 田001210003 7
銚子商12004002× 9
準決勝 銚子商 5-0 木更津一
成 田 14-4 安房一
2回戦 銚子商1-0船橋 木更津一5-2長生一
安房一10-0千葉商大付 成田11-0千葉一
出場校 東金商、千葉工、千葉関東、市原一、東葛飾、茂原農、市川工、市川、成東、安房水産、匝瑳、千葉商

前年秋季大会

決勝

木更津一002000000 2
千 葉 商00005002× 7
準決勝 木更津一 2-0 成 田
千葉商 (10) 銚子商
2回戦 成田?-?長生一 木更津一?-1市立銚子
銚子商8-?千葉工 千葉商2-0茂原農
出場校 東金商、千葉商大付