高校野球表紙千葉大会 > 1955年

南関東大会 昭和30年(1955年)

決勝戦 8月1日(埼玉県営大宮球場)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
成 田 0 1 0 0 0 0 0 2 0 2 5
鴻 巣 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3
成田メンバー
1 椎名良夫
2 高橋成吉
3 一鍬田健
4 平山正行
5 牧野宏
6 相川東洋雄
7 椎名勝久
8 須田千里
9 高橋宏利

甲子園での試合

大会経過
この年から、各野球部長の投票によりシード校が決められ組み合わせ抽選に反映されるようになった。復活や新参加校で前年よりも6校多い43校で開催された。復活したのは八街農林、一宮商、野田実、新参加は千葉経済、東邦大付、松戸。唯一勝利を収めたのは佐倉二を下した松戸だが、次の千葉商戦で18安打を浴び大敗した。
この年の優勝候補は春の大会を制した長生一、準優勝の銚子商、大型チームと評判の成田といったところ。
長生一は3回戦を前に主将で主砲の熱田が盲腸炎で戦線離脱。安房一との試合は精彩を欠いたまま進み、いいところなく0-3のまま9回を迎えた。最終回にようやく春の覇者の意地を見せ、3連打で1点差まで詰め寄ったが及ばず敗退した。
この年、千葉に驚異の打者が2人登場している。まずは成田のエース牧野。初戦の千葉三戦で左越本塁打を放つと、続く佐倉一戦では場外弾。成田は平山も場外弾、一鍬田も一発で圧倒的な破壊力を見せつけた。牧野は佐原一戦でも3試合連続となる超特大本塁打を放ち、投げては千葉三戦は2安打完封、佐倉一も完封し、佐原一は4安打10奪三振の完封勝利を収めている。
もう一人は千葉関東の小川。東葛飾戦、市川戦で本塁打を放ったことで一躍注目を集める存在となった。
準々決勝は優勝候補の銚子商と千葉関東の対戦。試合は銚子商が先制、逆転、逆転で銚子商リードで終盤へ進む。8回、銚子商が貴重な追加点を挙げ4-2、銚子商勝利の空気が漂い始める。そんな中、8回裏、千葉関東・小川の3試合連続となる同点2ラン本塁打が飛び出し、9回裏、一死満塁から捕手のパスボールで千葉関東がサヨナラ勝ちを収めた。
因縁の対決の千葉商-千葉一は千葉一のエース宮間が10奪三振で勝利した。
準決勝、成田は牧野の不調で大苦戦。5-5で迎えた6回裏、成田は3四球と敵失で突き放し辛勝した。
第2試合、千葉一はエースを温存し左腕・木村の先発。しかし初登板の木村は初回2失点。対する千葉一は3回、代打で登場した宮間が千葉県高校球界初の代打本塁打で放つ。関東は救援した宮間を攻め、小川の2塁打などで2点を取り4-1とした。しかしその裏、千葉一も反撃、満塁から峰島が走者一掃の3塁打で同点、6回に逆転した後、8回に宮間がこの日2本目となる本塁打を放ち2年連続で決勝に進出した。
決勝は成田の猛打が千葉一の宮間を襲い大量得点。猛打の火付け役はやはり牧野。3回に二死から本塁打を放ち、ここから四球や失策を絡め打者一巡の猛攻。この後さらに牧野がこの試合2本目、1大会5本目となる本塁打を放った。牧野は投げても6安打13奪三振で11-2と圧勝した。この大会、成田の中軸、牧野、平山、一鍬田で9本塁打を打っている。
南関東大会、千葉一は宮間の好投で川越に辛勝。千葉関東は小川ら主軸に当たりが出ず大敗。安房一は絶妙の投手リレーと集中打で勝ち、成田は好投手・平沢を擁する川口に平山の活躍と牧野の好投で完封勝ちした。
準決勝、千葉一は埼玉王者の鴻巣・加藤投手と宮間の投げ合いとなるが、打線が打てずに敗退した。
千葉大会準決勝で成田を苦しめた安房一は、好調・牧野の前に押し出しの1点だけ。成田は4回、2安打と四球で満塁とし、牧野の2塁打、相川、椎名、京増の4連打で5点。終盤にも集中打で圧勝した。
決勝は千葉と埼玉の優勝校同士の顔合わせ。初回、鴻巣は死球と連続エラーで無死満塁。犠飛と2安打で3点を先制した。成田も2回に牧野、相川、椎名の3連打で1点を返す。成田は8回、一死から一鍬田の左前打と盗塁。二死後、牧野の強烈なゴロをサードが顔面にぶつけ出血昏倒で1点。相川の左前打で同点に追い付き延長に突入。10回、一鍬田の四球と平山、牧野の連打で無死満塁。相川のスクイズと椎名の二ゴロで2点を挙げ甲子園に進出した。
南関東大会
準決勝
鴻 巣 2-0 千葉一 成 田 11-1 安房一

準々決勝
千葉一 2-1 川 越 鴻 巣 7-1 千葉関東
安房一 6-5 浦和商 成 田 6-0 川 口

千葉大会
決 勝
7月24日
成 田 11
千葉一

準決勝
7月23日
安房一
成 田 11
千葉関東
千葉一

準々決勝
安房一 5-1 市原一 成 田 5-0 佐原一
千葉関東 5-4 銚子商 千葉一 3-1 千葉商

3回戦
安房一 3-2 長生一 市原一 3-1 千葉工
佐原一 11-3 茂原農 成 田 18-0 佐倉一
銚子商 6-1 国府台 千葉関東 5-3 市 川
千葉一 8-4 安房水産 千葉商 16-0 松 戸

2回戦
長生一 10-2 船 橋 安房一 5-3 旭 農
市原一 6-0 木更津一 千葉工 2-0 成 東
佐原一 6-0 印 旛 茂原農 7-2 市川工
佐倉一 13-8 聖書農 成 田 4-0 千葉三
銚子商 6-0 長 狭 国府台 10-0 東 金
市 川 10-0 東邦大付 千葉関東 10-2 東葛飾
千葉一 10-0 多 古 安房水産 6-2 大 原
松 戸 3-2 佐倉二 千葉商 8-1 東金商

1回戦
船 橋 4-1 千葉商大付 木更津一 7-1 市立銚子
成 東 15-0 八街農林 印 旛 2-1 匝 瑳
佐倉一 4-0 小見川 千葉三 6-1 一宮商
長 狭 6-0 野田実 市 川 8-0 千葉経済
東葛飾 6-0 安房農 多 古 9-5 大多喜
東金商 10-0 山武農

太字はシード校:Aシード校Bシード校


春季大会
決勝
長生一000000230 5
銚子商000000002 2
準決勝 銚子商 5-3 千葉一
長生一 5-4 市立銚子
2回戦 千葉一4-2船橋 銚子商2(13)1成田
長生一4-1千葉関東 市立銚子1-0茂原農
出場校 千葉工、千葉商、安房一、国府台

前年秋季大会
決勝
長生一010000000 0 1
銚子商000000001 1 2
準決勝 長生一 4-2 千葉商
銚子商 5-0 千葉工
2回戦 千葉商2-0船橋 長生一6-1安房一
銚子商4-3成田 千葉工5-0佐原一
出場校 東金商、小見川