高校野球表紙千葉大会 > 1938年

南関東大会 昭和13年(1938年)

決勝戦 8月5日(横浜公園球場)決勝詳細
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関東中 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
浅野中 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
大会経過
この年は東葛飾中が不参加で前年より1校少ない11校で開催された。開会式では満場の君が代斉唱に合わせ、各校主将の手によりセンターポールに国旗が掲揚され、続いて宮城遥拝、皇軍の武運長久を祈って黙祷を捧げる等、戦時色の強さが目立った。
この年前評判が高かったのは、前年優勝の千葉商と2年連続準優勝の関東中。これに続き甲子園経験のある小梛投手(甲子園では捕手)のいる千葉中が強かった。
このうち千葉商と千葉中が2回戦で対戦、千葉中・小梛投手と千葉商・安藤投手の好投で2-2のまま延長に突入。千葉商が延長15回の熱戦を制し、千葉中に2年連続敗れた後、2年連続の勝利を収めた。
準決勝でその千葉商と対戦した銚子商は、早稲田大の三原修選手の厳しいコーチを受け、実力をつけていた。千葉商は前日の延長の疲れが見える安藤投手が打たれ、乱打戦となる。銚子商はリリーフした鈴木源三郎投手のアウトカーブが千葉商打線を抑え、7-6で優勝候補を倒した。
決勝戦は、比較的楽な試合で勝って来た関東中と銚子商。銚子商は前日好投を見せた鈴木投手の先発。関東中は万全を期してエースの山本投手。両投手懸命の力投で緊迫した展開のまま延長戦に。10回表の銚子商は、ヒットの加藤を大橋がバントで送り、続く内藤のセカンドオーバーのタイムリーで1点。さらに2死後、飯島の左中間2塁打で追加点を挙げ、甲子園大会の予選となって初めて千葉を制した。
南関東大会は横浜公園球場で開催された。千葉を制した銚子商は前年に甲子園に出場した浅野中の前に完敗、一方、関東中は日大四商を接戦の末下した。関東中は準決勝でも強豪・横浜商を下し、4年ぶりに甲子園に王手をかけた。
決勝は関東中・山本と浅野中・深沢の両投手の息詰まる熱投で1点を争う試合展開となった。打力に勝る浅野中は9回裏に貴重な1点を挙げ、サヨナラで2年連続の甲子園を決めた。関東中は3度目の甲子園をあと一歩で逃し、千葉勢としても神奈川の厚い壁にまたしても跳ね返された。
南関東大会
準決勝 浅野中 11-4 神奈川商工
関東中 5-1 横浜商
準々決勝 浅野中 14-4 銚子商
関東中 4-2 日大四商
神奈川商工 16-6 浦和商
横浜商 12-2 川越商

千葉大会
決勝 銚子商 4-2 関東中
準決勝 関東中 13-0 佐原中
銚子商 7-6 千葉商
準々決勝 銚子商 11-0 匝瑳中
佐原中 14-5 成田中
関東中 16-0 佐倉中
千葉商 3-2 千葉中
1回戦 成田中 7-1 木更津中
佐倉中 11-6 成東中
千葉中 11-1 長生中