JR東金線は大網駅を含めて5駅しかない短い線です。成東始発で東金線、外房線を経由し千葉や東京への直通列車も数本ながら運行されており、ローカルな雰囲気の中、朝夕だけはあわただしい都会への通勤列車の雰囲気も感じられます。(それでもラッシュで満員になることはありません)
今回の旅の始発は外房線と連絡する大網駅。この駅には唯一自動改札があります。昔は千葉から外房方面に向かう際、土気と大網間の高低差を解消するためにスイッチバック方式が取られていましたが、現在はこれを解消し、直通運転が可能になっています。しかし直通運転を可能にするため大網駅の位置が大きく変更され、市街地からは結構離れた場所に移されました。東金線が停車するのは3,4番線で、このうち4番線のみが千葉方面へ接続する外房線の線路とつながっています。外房線や京葉線が停車する1,2番線ホームは、Y字型の反対側にあたるので乗り換えは不便です(一番上の写真/右が東金線、左が外線)。しかしそれが逆にローカル線の雰囲気を出しているようにも思います。
大網駅を出発すると間もなく田んぼに囲まれます。車窓にはローカル線ならではののんびりした風景が拡がっています。次の福俵駅は東金線内でも一番小さい駅で、 片面ホームのみ、駅舎もなければ駅員もいません。小さな待ち合い室が一つあるだけです。駅へも踏み切り横から階段を数段上がればいきなりホーム、当然改札もありません。上り快速も福俵駅だけは停車せず通過になっています。しかし駅周辺には新しい住宅が立ち始めているので発展するかもしれません。
福俵駅を出ると、比較的住宅のある地域を通り、間もなく東金線の中心的な駅である東金駅に到着します。東金駅は大網駅を除き唯一キオスクがあり、ホームも2つあります。駅前にはロータリーがあり、タクシーやバスが停まり、ファーストフード店があったりと、他の駅と比べると随分賑やかに感じます。通学の時間帯は高校生も利用するので更に華やかになります。近くを通る国道126号線沿いが中心市街地です。
求名駅もかなりローカルな雰囲気のある駅です。古い駅舎がありますが、駅舎というより待ち合い室といった感じで、切符売場もなければ駅員もいません。階段を渡り島式のホームに降りると、ホームに切符売場があり、委託の駅員さんがいます。駅舎の反対側、西口には城西国際大学があり、駅との間の地域は急速に宅地化しています。
田園風景の中を走ると間もなく終着駅の成東です。成東駅は総武本線も停車し、銚子方面や佐倉、千葉方面に連絡しています。駅舎や駅前等、のんびりとした雰囲気は相変わらずですが、通勤通学の時間帯には早足の人も多く、大網駅同様忙しい朝の顔になります。有数のイチゴの名産地らしく、イチゴに関係のあるお店が見られます。 |